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【香西歴史探訪 Vol.15】


殿井泉と清めの水の信仰 〜城と祈りをつなぐ泉〜

■ 「殿井泉(とのいいずみ)」とは?

香西町の旧街道沿いにひっそりと残る泉、それが「殿井泉」です。
地元では“殿様が使った井戸”として知られ、かつて香西城の城主や香西氏の武士たちが、この泉の水で手や顔を清めたと伝えられています。


■ 水と城、そして祈りの交差点

この泉は、単なる生活用水ではなく儀礼的・宗教的な意味もあったと考えられています。
出陣前の清め、神仏への献水、また地鎮や祭礼の際の聖水としても用いられていた可能性があります。


■ 現代に残る“静かな史跡”

現在の殿井泉は、小さな石組みの湧水跡と案内板が残るのみですが、地域の人々によって大切に手入れされ、香西の歴史を今に伝えています。


📍ご案内メモ

  • 高松市香西本町(旧香西街道沿い)

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