☎080-6148-4095

【香西歴史探訪・Vol.24】


船玉神社と絵馬に込められた祈り 〜海の神と香西の信仰〜

■ 香西の海辺に鎮座する船玉神社

香西西町、海沿いに静かにたたずむ「船玉神社(ふなたまじんじゃ)」。
その名のとおり、船の安全や漁の無事を祈る海神信仰の神社です。

かつては香西港が地域の物流・漁業の要所として栄え、多くの船乗りたちがここで祈りを捧げてから出航していました。


■ 神社の由来とご神体

船玉神とは、一般に住吉三神や猿田彦神など航海守護の神々が祀られる神で、香西の船玉神社も例外ではありません。

小さな社殿ながらも、海と町と人をつなぐ“海の玄関口”の守護神として、今なお大切に守られています。


■ 絵馬に残る“祈りのかたち”

この神社を語る上で欠かせないのが、古くから奉納されてきた「絵馬」です。
一部には船の形を描いた絵馬や、航海の安全を願った子どもの文字が残されており、地元の歴史資料館にも数点が保存されています。

絵馬は単なる供物ではなく、当時の人々の生活・希望・恐れが込められた“文字のない手紙”とも言えます。


📍ご案内メモ

  • 所在地:香西西町・海沿いの旧港エリア
  • 見どころ:社殿、灯籠、古絵馬(レプリカ展示も一部あり)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です