西光寺と三和神社・虚空蔵堂 〜香西に生きた人と神々〜
■ 西光寺と新居直矩の墓
西光寺(さいこうじ)は、江戸中期の香西に大きな影響を与えた人物、新居直矩(あらいなおのり)の墓所がある寺。
直矩は学問と地域振興に力を尽くしたことで知られ、香西に“民の学び舎”を開いた先駆者とされています。
墓碑はシンプルながらも、香西の知の象徴として今も静かに佇んでいます。
■ 三和神社と龍王宮の信仰
三和神社は海辺に近く、そこには水神・龍王宮が合祀されています。
漁の安全や雨乞い祈願など、自然との共生を祈る香西らしい信仰が息づいています。
■ 虚空蔵堂と小畑古戦場
香西の南端、小畑地区に残る「虚空蔵堂(こくうぞうどう)」は、知恵の仏・虚空蔵菩薩を祀る小堂。
その背後には「小畑古戦場」が広がっており、ここもまた戦乱の地として知られます。
知恵の神と古戦場。ここでもまた、「争いの後に祈りが建てられる」という構図が浮かび上がります。
📍ご案内メモ
- 西光寺:香西西町/新居直矩の墓あり
- 三和神社:香西本町/龍王宮合祀
- 虚空蔵堂:香西南町/戦場跡に接する