香西寺と薬師寺 〜仏の慈悲が息づく町〜
■ 香西の山裾にある「香西寺」
香西寺(こうざいじ)は、高松市香西東町にある真言宗の古刹。
弘法大師・空海ゆかりの地として伝えられ、かつては修行道場としても栄えたといわれています。
境内には本堂と不動明王堂があり、地元住民の信仰の場として、日常的に線香や花が供えられています。
特に不動堂は厄除け・眼病平癒の仏様として親しまれており、静かながらも信仰が息づく場所です。
■ 寺町の面影を残す「薬師寺」
香西南町にある薬師寺(やくしじ)もまた、長年にわたり地域の信仰を支えてきたお寺です。
ご本尊は薬師如来。病気平癒・健康長寿の仏として知られ、かつては村人たちが手を合わせに訪れたといいます。
境内には古い灯籠や石仏が点在しており、“まちの薬師さん”として親しまれた名残が今も感じられます。
■ 仏の慈悲が重なる地
香西寺と薬師寺。
この二つの寺院は、地域の人々にとって“日々の祈りを捧げる身近な仏様”として共に歩んできました。
それぞれに異なるご利益を持ちながらも、どちらも「心を落ち着ける場所」「ご先祖さまへ語りかける場所」として、静かにその役割を担い続けています。
📍ご案内メモ
- 香西寺:高松市香西東町
- 薬師寺:高松市香西南町
- アクセス:いずれも香西駅から徒歩10〜15分圏内