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【香西歴史探訪 Vol.23】


牛鬼退治の徳兵衛とその墓 〜香西に伝わる“怪物”と戦った男の物語〜

■ 海の怪物「牛鬼」とは?

香川県内各地に伝承される“牛鬼(ぎゅうき)”。
牛のような体、蛇のような尻尾、鋭い牙と角を持ち、人々を襲うとされる海の怪物です。

香西にもかつて牛鬼が海から現れて人々を苦しめたという伝説があり、その怪物を退治したのが、地元の漁師「徳兵衛」でした。


■ 漁師・徳兵衛の決意と戦い

牛鬼は夜な夜な船を転覆させ、家畜を襲い、時には人まで連れ去ったといいます。
村人たちは恐怖に震えましたが、ある夜、若き漁師・徳兵衛が名乗りを上げます。

彼は仲間と共に沖へ漕ぎ出し、見事、牛鬼と壮絶な戦いを繰り広げた末にこれを討ち取ります。
そのとき、徳兵衛も深い傷を負い、数日後に息を引き取ったと伝えられています。


■ 英雄の墓が残る場所

徳兵衛の亡骸は、村人たちによって手厚く葬られ、現在も「徳兵衛の墓」として香西町内の一角にひっそりと残されています。

墓は小さな五輪塔で、周囲に伝説を伝える石碑や案内板はないものの、地元の年配者に語り継がれてきた“香西の英雄”の記憶です。


📍ご案内メモ

  • 所在地:香西南町(地域墓地内、詳細案内必要)
  • 由来:地元伝承に基づく民間信仰

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