【笑う門には福来る】
〜日本に伝わる、幸せを呼び込む言葉〜
「笑う門には福来る（わらうかどにはふくきたる）」ということわざは、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
この言葉には、「いつも明るく笑顔でいる家庭や人のところには、自然と幸運がやってくる」という意味が込められています。
このことわざは、江戸時代に上方（現在の関西）で使われ始めたとされ、特に商売繁盛の言葉として定着していきました。
関西のお笑い文化や、にぎやかな祭り文化と相まって、「笑い＝縁起の良いもの」という考え方が日本に広く根付いたのです。
現代では、家族関係や人間関係、さらには地域社会の中でも「笑顔は福を呼ぶ」として、企業スローガンや店舗の名前にも多く使われています。
特に、家族や地域のつながりを大切にする日本文化において、「笑い」「朗らかさ」は幸運を引き寄せる力があると考えられています。
お墓参りやご供養の場面でも、しんみりするばかりでなく、「おじいちゃん、今でも私たちを見守ってくれてありがとう」と感謝と笑顔を届けることが、もっとも大切な供養の形のひとつなのかもしれません。
当店の屋号「笑門来福（しょうもんらいふく）」にも、
「笑顔と真心を持ってお客様を迎えたい」
「ご先祖様にも“ありがとう”の笑顔を届けたい」
という願いが込められています。
「笑う門には福来る」。
このシンプルな言葉に込められた、日本人らしい温かさと前向きな気持ちを、これからも大切にしていきたいと思います。
